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倒産・動向記事

享保3年創業、業歴299年の鋼管継手メーカー 2017/07/14 (金) 18:22:28
業 種銑鉄鋳物製造
商 号株式会社吉年
 <ヨドシ>
企業コード570009613
所在地大阪府
倒産態様民事再生法の適用を申請
負債額負債62億4400万円
「大阪」 (株)吉年(資本金5500万円、河内長野市上原西町16−1、代表吉年正守氏、従業員140名)は、7月14日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は河本茂行弁護士(京都府京都市中京区烏丸通三条下ル、烏丸法律事務所、電話075−223−2714)および野城大介弁護士(大阪市北区堂島浜1−4−16、きっかわ法律事務所、電話06−6346−2970)。

 当社は、1718年(享保3年)に鍋・釜・農業用具の製造を目的として創業し、1944年(昭和19年)1月に吉年可鍛鋳鉄(株)の商号で法人改組した鋳鉄製品製造業者。トラクターやパワーショベルなどの産業や建設機械部品向けの継手を主力製品として、上下水道用特殊大型継手や建築金具、電車部品、碍子金具、自動車部品、機械部品、鉄道部品などの製造を手掛けていた。3万平米を超える本社工場での製造を主体にマレーシアで現地法人(2013年9月に生産中止)を設立して大量受注にも対応できる生産体制を確保。300年近い業歴から相応の知名度を有し、大手鉄鋼商社や産業機械、自動車メーカーなどに販路を確立すると、1991年11月期には年売上高約94億800万円を計上していた。

 しかし、その後は得意先が生産拠点を海外へ移転させたことや、住宅関連用継手の受注低迷などから売上げは減少し、2016年11月期には年売上高約39億2500万円まで落ち込み、4期連続で営業段階から欠損を計上していた。この間、金融機関に対してリスケを要請し資金繰りの改善を図っていた。その後も金融機関や取引先の支援のもと、収益改善を図っていたものの、過年度の決算修正などもあり、財務改善は進まず、資金調達力が限界に達し今回の措置となった。

 負債は2016年11月期末時点で約62億4400万円(割引手形含む)。

 なお、共英製鋼(株)(大阪市北区、東証1部)と7月14日に事業再生支援を目的としたスポンサー基本合意書を交わしている。

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