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倒産・動向記事

2018/12/28 (金) 14:43:27
業 種道の駅「針T・R・S(テラス)」運営ほか
商 号株式会社三興
 <サンコウ>
企業コード581391171
所在地大阪府
倒産態様奈良市より破産申し立てられる
負債額負債14億5700万円
「大阪」 (株)三興(資本金2000万円、豊中市服部元町1−3−15、代表櫻田好士氏)は、12月21日に債権者の奈良市より大阪地裁へ破産手続きを申し立てられた。

 申請代理人は山形康郎弁護士(大阪市中央区北浜2−5−23小寺プラザ12階、弁護士法人関西法律特許事務所、電話06−6231−3210)ほか2名。

 当社は、1975年(昭和50年)9月に設立。ビルやマンション、道路などの建物・施設管理メンテナンス事業を主体に行うほか、奈良市針町にて道の駅「針T・R・S(テラス)」を運営。建物メンテナンス事業については、内装・外壁清掃業務から安全管理までのビル総合管理、マンションなどの共用部分空間の修理や施設管理、火災・警備システムや人員派遣による設備警備業務、清掃などを手掛けていた。名阪国道針インターに隣接する「針T・R・S(テラス)」は道の駅としては日本で最初のPFI事業で、店舗・レストランや温泉施設、「針テラス情報館」などの公的施設を備えた大型の道の駅として2001年に開業。当社は運営を手掛けるほか、自社直営のカフェやイタリア料理店などを経営し、2014年3月期には年収入高約20億6900万円を計上していた。

 しかし、主力の建物・施設管理メンテナンス事業において同業他社との競合が激化し、2017年3月期の年収入高は約17億5500万円にまでダウン。さらに、税金の滞納発生などにより社有不動産に対して差し押えや競売開始決定を受けるなどトラブルが発生するなか、代表が短期間に交代するなど経営陣に混乱がみられていた。さらに、「針T・R・S(テラス)」の土地所有者である奈良市に対する土地使用料支払いの滞納が続いていたところ、債権者である奈良市から事業契約などを解除されるとともに大阪地裁へ破産を申し立てられることとなった。

 負債は約14億5700万円だが、変動している可能性がある。

 なお、「針T・R・S(テラス)」の当社所有建物については財産保全命令を受けている。また、奈良市は「針T・R・S(テラス)」の店舗などは存続させる方針としている。

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