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倒産・動向記事

2020/01/31 (金) 13:35:05
業 種元・分譲マンション販売
商 号株式会社ユニカ
 <ユニカ>
企業コード987429089
所在地福岡県
倒産態様特別清算開始命令受ける
負債額負債112億7000万円
「福岡」 (株)ユニカ(資本金8000万円、福岡市中央区大名1−2−23、代表清算人緒方寳作氏)は、1月28日に福岡地裁より特別清算開始命令を受けた。

 当社は、九州でトップクラスのマンション分譲実績を誇っていた旧・(株)ユニカ(1982年11月設立、2006年3月解散)が東京進出を目的に2003年(平成15年)2月に設立した。2006年3月にはグループ再編の一環として、関係会社よりマンション事業・シニア事業・不動産活用事業を分割承継するとともに、(株)東京ユニカから現商号へ変更した。「コアマンション」ブランドでファミリータイプの分譲マンションを販売するほか、土地売買、有料老人ホーム運営(2006年10月に他社へ譲渡)も手がけ、ピーク時となる2007年3月期には年売上高約200億4100万円を計上した。

 しかしその後は、サブプライムローン問題を発端とした金融・不動産市場の混乱のなか、完成在庫の販売が落ち込んだうえ、新規プロジェクトの減少などで収益も悪化していた。加えて、福岡市中央区大名の開発物件や福岡市東区香椎浜で開発していた高齢者向け賃貸マンションの販売予定先が破綻するなど、開発計画が立て続けに頓挫する事態に陥った。その後は、在庫の物件やマンション用地の販売を主体に手がける一方、2011年1月には本店不動産を売却したほか、従業員を住宅販売およびリフォーム事業を行う関係会社に移籍させるなどスリム化を図っていたものの、資金調達の難しさから新規プロジェクトが立ち上げられず売り上げは年々減少し、2016年3月期の年売上高は約8200万円にまで落ち込んでいた。多額の金融債務を抱えていたなか、近時は、家賃保証サービスや不動産売買仲介を手がけていたが、2019年3月期に香椎浜の不動産が売却できたことで資産処分がほぼ終了。2019年12月15日開催の株主総会の決議により解散していた。

 負債は2019年3月期末時点で約112億7000万円だが、その後変動している可能性がある。

 なお、福岡県で負債100億円以上の大型倒産が発生するのは、アジア特殊製鋼(株)(北九州市、2012年4月破産、負債約205億円)以来7年9カ月ぶり。


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