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倒産・動向記事

2020/02/06 (木) 10:47:32
業 種自動車部品製造
商 号株式会社エヌ・エス(旧:株式会社新堀製作所)
 <エヌエス>
企業コード270053570
所在地埼玉県
倒産態様特別清算開始命令受ける
負債額負債14億円
「埼玉」 (株)エヌ・エス(旧:(株)新堀製作所)(資本金2000万円、旧住所=日高市新堀301−1、登記面=東京都千代田区丸の内1−7−12、代表清算人新堀寛氏)は、1月28日に東京地裁より特別清算開始命令を受けた。

 当社は、1948年(昭和23年)5月に蛍光灯器具の製造販売を目的に創業。62年(昭和37年)5月に法人改組し、その後間もなくして自動車用シートフレーム部品の納入を開始した。近年では、大手自動車メーカー系列の部品業者から受注を得る形で、自動車内装部品としてのシートフレームを製造していたほか、エキゾースト部品などの自動車外装部品、産業機器部品なども扱っていた。当地老舗の自動車部品メーカーとして高い技術と豊富な実績を有し、設立以降数度にわたり工場を拡張。加えて、各種の製造機械を整えることで、試作にはじまり、金属プレス加工、パイプベンダー加工、溶接、さらには表面処理や組立、検査、出荷まで、量産が可能な体制を構築していた。

 2011年3月期は年売上高約56億2300万円を計上。しかし、得意先がほぼ限定していたこともあり、大手自動車メーカーの生産体制変更や車両のモデルチェンジなど、その影響を大きく受けて業績は不安定に推移。2015年3月期は年売上高が約39億5100万円と急減し、収益性も低迷して最終赤字約3億8500万円を計上。債務超過に転落していた。さらに、過去の設備投資に要した借入金の負担も重く、利払いも収益を圧迫するなど苦しい状況に追い込まれ、その後一時的に売り上げが上昇しても、収益面では赤字が続き、抜本的な財務体質の改善が急務となっていた。このため、会社分割による事業の再建を決断。2019年8月に(株)エヌ・エー・ジー(のちに(株)新堀製作所に商号変更)を設立して当社の事業を承継し、当社は商号を(株)エヌ・エスに変更したうえで2019年11月30日に会社を解散。清算手続きに入っていた。

 負債は約14億円の見込み。

 なお事業は、新・(株)新堀製作所において通常通り行われている。


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